そのシミ、肝斑?原因は?どうやって治せばいいの?

スキンケアではなかなか改善されない、頬骨にあたりにできるシミは肝斑かもしれません。肝斑は30~40代の女性にできやすいシ … 続きを読む そのシミ、肝斑?原因は?どうやって治せばいいの?

この記事は約6分で読み終わります。

スキンケアではなかなか改善されない、頬骨にあたりにできるシミは肝斑かもしれません。肝斑は30~40代の女性にできやすいシミで、一般的な紫外線によるシミとは原因や治療方法が異なります。肝斑と一般的なシミの違いや治療法についてご説明しましょう。

肝斑って何?シミとの違いは?

肝斑とは、30~40代の女性によく見られるシミの一種です。顔に左右対象にあらわれることが特徴で、シミのあらわれ方が肝臓の形によく似ていることから肝斑と呼ばれています。肝臓の働きとは関連性がありません。

肝斑の原因

肝斑のはっきりとした原因は不明です。しかし、ピルの服用や妊娠がきっかけで症状があらわれ、閉経以降にはほとんど発症しないことから、女性ホルモンのバランスの変化だと考えられています。加えて、紫外線の影響や肌のこすり過ぎ、ストレスなどによって悪化するといわれています。

肝斑とシミの見分け方

シミのできる場所やでき方、変化を観察することによって、肝斑とほかのシミをある程度見分けることができます。

肝斑は左右対象に蝶のようにあらわれ、大きめのぼんやりした形をしていて、季節により濃さが変わることが特徴です。境界線がはっきりとしている円形の場合や斑点状の場合には、肝斑ではなく紫外線によるシミやそばかすと考えられます。左右対象にできるシミには、対称性真皮メラノサイトーシスという種類もありますが、その場合季節によりシミの濃さが変動することがありません。

また、肝斑の場合は目の周りにはできないといわれています。頬骨のあたりから茶色のシミが目立つ点も、紫外線によるシミとは違います。強い紫外線にあたったことや、皮膚の炎症が起きたことがないのにシミがあらわれた場合も、肝斑かもしれません。

肝斑はスキンケアのみでの改善は難しいことも特徴です。スキンケアや紫外線対策に注意してもシミが改善されない場合には、肝斑の可能性が高いでしょう。

目次へ

肝斑は内服薬で治す?シミの治療と違うの?

紫外線のシミなど、一般的なシミ治療は外科的治療が行われますが、肝斑の治療は内服薬が中心となります。肝斑の治療について詳しく見ていきましょう。

肝斑の治療はトラネキサム酸の内服が基本

肝斑の治療の基本は内服で、トラネキサム酸を用います。トラネキサム酸は、抗プラスミン作用のある薬で、止血や炎症を抑える目的でよく使われる薬です。

肝斑は女性ホルモンのバランスの変化が要因のひとつと考えられていますが、女性ホルモンが増えると、プラスミンのはたらきが活性化されます。その結果、メラノサイトが刺激されてシミがつくられ、肝斑としてあらわれるのです。

そこで、トラネキサム酸の服用によってプラスミンのはたらきを抑え、肝斑の改善をはかります。さらに、メラニンの生成を阻害し、できてしまったメラニンを無色化するビタミンCの内服薬を併用することが肝斑の治療の基本です。内服薬とあわせて、ビタミンAやCの外用剤を用いる場合もあります。

トラネキサム酸は、医療機関で処方されるほか、市販薬も発売されています。なお、シミ治療は、その種類により保険が適応されるかどうかは異なりますが、肝斑の治療は美容目的のため、通常健康保険は使えず自費診療です。

肝斑の治療薬トラネキサム酸の服用方法

トラネキサム酸は、1~2か月の連続服用で肝斑の改善効果がみられます。ただし、血を固まりやすくする作用があるともいわれており、血栓症などの副作用リスクを考えて休薬期間を設定することが多いです。

市販薬の場合は服用期間は2か月と指定されており、服用中止後2か月空け、再び肝斑が気になる場合には服用を再開します。

しかし、医療機関であれば服用中のリスク管理が可能ですので、この限りではありません。副作用のおそれがない人に対しては、医師の方針により経過を見ながら連続して服用することもあります。 

また、トラネキサム酸の服用中には、風邪薬や歯科の処方薬との成分重複に注意が必要です。医療機関を受診する際や薬の購入の際には、トラネキサム酸を服用中あることを伝えて、指示を仰ぎましょう。

レーザー治療は肝斑を悪化させることも

肝斑の場合、レーザー治療はシミを消すことができるものの、メラノサイトを活性化させてしまい、結果かえって悪化することがありますので通常は用いられません。弱い出力でメラノサイトに刺激を与えずにメラニンだけを減らすレーザートーニング という治療なら、悪化リスクは少ないため、内服薬とともに検討してみてもよいでしょう。

目次へ

治療しても肝斑が治らない?違うシミなの?

肝斑の治療をしても効果があらわれない場合はあるのでしょうか。また、その場合はどのような対処を行えばよいのでしょうか。

肝斑以外のシミが目立っている

シミは複数の種類が同時にできることも多いです。治療の結果肝斑が改善されると、これまで肝斑に隠れていて気にならなかったシミが目立つようになるケースもあります。この場合は、別途そのシミに対しての治療やスキンケアが必要です。通常肝斑の治療が終わったあとに、残ったシミに対しての治療が検討されます。

市販薬で効果がみられなければ医療機関での治療を

肝斑の治療薬は、現在市販薬として薬局や薬店で購入できますが、市販薬については、有効成分であるトラネキサム酸の1日分の服用量は750mgとなっています。一方医療機関では、医師が診療しますので最大で2,000mgが処方可能で、高い効果をめざすために1,500mgで処方を行っている医療機関が多いです。

トラネキサム酸の服用量が少ないと十分な効果が得られないことも多く、医療機関で治療を始めたら肝斑が消えるケースもあります。市販薬で効果が得られない場合には、医療機関での治療を検討してみましょう。

肝斑を悪化させる習慣を止めることも大切

肝斑は女性ホルモンのバランスの乱れが要因ですが、紫外線や誤ったスキンケア、ストレスなどによって悪化することがあります。これらの悪化要因を食い止めることも、肝斑改善には不可欠でしょう。

治療薬を服用しても肝斑が消えない場合には、紫外線のケアを怠らない、皮膚をこすり摩擦の刺激を与えないというスキンケアの基本をもう一度見直してみましょう。また、ストレスを溜めないために、適度な運動や十分な睡眠などにも気を配ることが大切です。

目次へ

まとめ

女性ホルモンの乱れによりあらわれるとされている肝斑は、トラネキサム酸の服用によって改善が図れます。市販薬もありますが、より高い効果を望むのであれば、医療機関を受診しましょう。また、肝斑の改善には日常の生活習慣の見直しも大切です。肌に過度な刺激を与えない、紫外線対策を行うなど、基本的なケアにも十分に注意しましょう。

この記事に関するお問合わせ

TegKeywordこの記事のタグ