漢方でシミは治る?シミに良いとされている漢方とは

現れている症状に対して、対処する治療が西洋医学。それに対して、問題の根本原因に働きかける治療が漢方を用いた東洋医学です。 … 続きを読む 漢方でシミは治る?シミに良いとされている漢方とは

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現れている症状に対して、対処する治療が西洋医学。それに対して、問題の根本原因に働きかける治療が漢方を用いた東洋医学です。シミについては、レーザー治療やハイドロキノンなどの外用薬を用いてシミを消すという治療が広く行なわれていますが、漢方でもシミを消すことはできるのでしょうか?また、シミに良いとされている漢方にはどんなものがあるのか、みていきましょう。

シミ予防・改善に効果が期待される漢方とは

どんなに高価な化粧品を使っても、睡眠不足やストレスが続くと、肌荒れが起きたり、ニキビなどができたりしますよね。肌は内臓の鏡ともいわれているように、体調の良し悪しは肌に現われます。

シミについても同様のことがいえ、シミができるということは、体の内側に何らかの問題がある可能性があります。特に漢方では、シミができるのは血液の流れが悪いのが原因と考え、血液の巡りを良くする漢方を処方します。血液の巡りを改善するために処方される代表的な漢方薬は「桂枝茯苓丸(けいしぶくりょうがん)」です。

桂枝茯苓丸とは?

桂枝茯苓丸は、産婦人科で処方される三大漢方薬のひとつで、血液の巡りを良くする作用が期待できる漢方薬です。比較的体力があり(体力が中以上)、下腹部に痛みや張りを感じる人、赤ら顔、肩こり、のぼせやすいのに足が冷えるといった症状がみられる人に向いています。

産婦人科では、更年期障害や月経異常の治療などに用いられることが少なくありません。肌のトラブルとしては、ニキビやシミ、しもやけ、湿疹やその他の皮膚炎などの症状を改善するためにも用いられています。

桂枝茯苓丸が、シミ改善に良いとされている理由は?

漢方では、人の体は「気(気)」「血(けつ)」「水(すい)」の3つで構成されていると考えられています。

「気」は、目には見えないものの生命活動を維持するエネルギーのことです。「血」は血液などの流れのことで、この部分が滞ると全身の組織や器官に栄養を十分に与えることができなくなります。「水」は体内にある血液以外の水分のことで、体全体を潤すものを指します。

漢方では、この3つのバランスが崩れると、体にさまざまな不調が現われると考えています。シミができるのは、「血」の流れが滞り、必要な栄養がいき渡らないためと考えられています。桂枝茯苓丸には「血」の流れを良くする作用があるため、シミに良いといわれているのです。

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漢方でシミ体質は改善できるの?

シミができている人は、まずは自分のシミ体質を見極めて、それを改善することがシミのない肌に近づけると漢方では考えます。シミを本気で改善したいなら、自分のシミ体質がどのタイプのものなのか漢方医に診断してもらい、それに合った漢方を処方してもらうようにしましょう。

あなたはどのシミ体質?シミ体質は4つ

シミ体質には4タイプあります。自分のシミ体質を見極めて、ライフスタイルの見直しをすることがシミ改善には必要です。

・虚弱タイプ

虚弱タイプの人は体に必要な栄養分を吸収する力が弱いので、食事をきちんと取っていても、常に栄養が不足気味の状態にあります。もしも普段から疲れやすく、頭がボーッとしたり、立ちくらみをしたりすることが多いなら、虚弱タイプの可能性があります。どちらかというと、お腹もゆるく、汗もかきやすいのがこのタイプの特徴です。

体質改善のためには、胃腸に負担のかからない食事を取ること、食事を抜かないことが大切です。豆腐や豚肉、マグロ、トマト、ほうれん草といった食材がおすすめです。

・過剰タイプ

過剰タイプの人は、虚弱タイプの人と反対で、何でも溜め込んでしまいます。老廃物も排出しにくいため、太りやすいですし、むくみやすくもあります。便秘がちで、お腹に不快感を感じることも少なくありません。過剰タイプの人は、そうでない人に比べて濃いシミが多い傾向にあります。

体質改善のためには、野菜中心の食事を心がけましょう。溜め込みやすいタイプなので、食事の量を減らし、定期的に運動をするようにおすすめします。

・停滞タイプ

停滞タイプの人は全身の巡りが悪いので、血液がドロドロで、血液の流れが悪いのが特徴です。気分も不安定で、ストレスなどに弱い傾向にあります。また、腸内環境が悪く、下痢や便秘を繰り返すことも少なくありません。

このタイプの人は、血液をサラサラにするといわれている青魚や玉ねぎ、納豆などの食材を意識して食べるようにしましょう。血液の流れを良くするために運動をしたり、マッサージを習慣にするのもおすすめです。

・不調タイプ

不調タイプの人は、ホルモンや自律神経のバランスが乱れやすいという特徴があります。そのため、やる気が出ない、物忘れがひどい、よく眠れない、といった症状がみられることがあります。また、どちらかというと便秘しやすく、ウサギの糞のようなコロコロとした便が出ます。

体質改善のためには、規則正しい生活を送るようにしましょう。睡眠不足やストレス、栄養バランスの偏りが、ホルモンや自律神経のバランスを乱れさせる原因となることが多いのです。疲れを感じたら、早めに休むのも大切です。

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出来てしまったシミには美容皮膚科のシミ治療も

西洋医学では、レーザーなどを使ってできたシミを取っていきます。それに対して、漢方をはじめとする東洋医学では、シミの根本原因に働きかけます。シミができやすい体質と肌質を改善し、少しずつシミができにくい体質へ導くのが東洋医学の目指すところです。

シミを取るというのを目標とする西洋医学と違って、どちらかというと漢方は予防的側面が大きいといえます。そのため、体の内側からの美を目指す人に人気があります。また、美容皮膚科の治療と併用する人もいます。

とはいえ、できているシミへのアプローチ力という面では漢方は西洋医学に劣るのが実情です。シミを治したいなら、美容皮膚科に相談するようにしましょう。

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まとめ

シミ体質を改善するという点において、漢方の果たす役割は大きいといえます。シミができやすい人は、漢方による体質・肌質の改善を目指すといいでしょう。しかし、できているシミに対するアプローチという点においては、西洋医学の方が優れています。今あるシミを消したいという場合は、美容皮膚科に相談して、適切な治療を受けるのがおすすめです。

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