企業に勤める社員の健康をケアする産業医。あまり聞きなれない言葉ですが、霞ヶ関診療所に勤める皮膚科の桑原香織先生は、警備や金融関係、ビルの管理会社など9社の産業医を担当しています。
今回のインタビューでは産業医としての仕事について、そして自身に行う美の秘訣を聞いてみました。美女医な桑原先生のこだわりとは……。
産業医の仕事ってどんなことをするの?
――具体的に産業医という仕事は、どのような内容なのでしょうか?
「産業医の仕事は企業に訪問することがメインになるので、月に一度の衛生委員会に出席をして、その時に流行っている感染症の予防、夏には紫外線や熱中症対策などをお話させていただいています」
50人以上の社員がいる企業に設置が義務づけられている“衛生委員会”に産業医は健康教育の一環として講話をされるそう。桑原先生もトピックスを決めて助言や意見を述べるとのこと。
「あと、実際に社内を歩いて空調や照度などの職場の環境をチェックする職場巡視のほか、健康診断の結果もチェックをしています」
――講話で紫外線の対策についてどのようなお話をされますか?
「紫外線が肌にもたらす影響や、日焼け止めの選び方をお話します」
――それは女性社員が喜びますね!
「そうですね。でも男性でも日傘をさす方もいらっしゃるので話を聞いてくださいますよ。事前に薬局で日焼け止めを買ってきて、『これどうですか?』と相談してくださる方もいらっしゃいます。話を楽しみにしてくださっているのかなと思うと嬉しいですね」
――先生の所に社員が受診にくることもあるのでしょうか。
「診察はできませんが、企業へ行った時に『健康相談』という時間を設けていて『何科を受診すればいいのか』、『緊急性はあるのか』などの悩みに対してアドバイスさせていただいています。他にも上司には言えないことなどを相談していただけます」
――メンタルのケアもされていますか?
「職場のストレスによって鬱になる方も多いです。仕事を一時的に離れたとしても、また働けるように支援することも産業医の大事な役割だと思います。
復職される方の健康状態、勤務時間や職場の環境などを把握し、一緒に改善策を考えて復職のお手伝いをしています」
産業医の桑原先生は美容からメンタルまで社員の健康を幅広く親身にアドバイスされています。
霞ヶ関診療所の「内視鏡」の魅力
桑原先生は、今年で創業63年になる霞ヶ関診療所に2年ほど前から勤めていて、当院では内視鏡で検査や手術ができるとのこと。
(ここで別室にいた理事長が登場。丁寧に説明してくださいました)
「当院の内視鏡は大学病院で使っているような細く、高価なファイバー内視鏡を使用しています。
それと、ポリープが見つかった場合、当院ならそのまま手術ができるというメリットもあります」
※詳細につきましてはクリニックへお問い合わせください。
「これからも霞ヶ関のかかりつけ医として、皆様の小さな悩みにも向き合っていければと思っています」
皮膚科の女医がリピート中のスキンケアアイテムとは
――桑原先生は普段どのようなケアをされていますか?
「お気に入りの洗顔アイテムがあって、サンソリットの『スキンピールバー』が大好きです。黒には、ハイドロキノンが入っているんですよ」
スキンピールバーとはピーリング作用を持つ石鹸のこと。赤、青、黄緑、黒の四色あり、桑原先生が使用している黒色の「スキンピールバーハイドロキノール」はくすみに働きかけるそう。
――毎朝使っていますか?
「そうですね。メイク落としは別ですけど、夜も使っています。
普段は普通の洗顔ですが、週に一回、パックしています。泡をお顔にのせておくとパックになるんです」
――他にお肌のために何かしていることはありますか?
「ヨーグルトと甘酒を積極的に摂るようにしています。腸内環境を整えてくれて、お肌の調子も良くなります」
――昔から甘酒は飲んでらっしゃるのですか?
「ちょっと、前に甘酒ブームありましたよね? 便乗して続いている感じです(笑)。美味しいですしね。常にストックしてあります。
あとは、気分転換に自分へのケアの時間として美容院やネイルサロンに行ったり。小中高と料理部(高校時代は部長)に所属していたので、自分なりのアレンジを加えたレシピで料理をするのもリフレッシュになりますね。お休みの日には娘と一緒に、果物狩りで摘んだイチゴやブルーベリーのジャムを作ったりしています」
私たちにも馴染みの深い、甘酒にヨーグルト……休日にはお料理で家族との仲を深めるという家庭的な桑原先生。なんでも親身に答えてくれようとした桑原先生が、産業医として&かかりつけ医として、近くにいてくれたら心強いですね。
先生の体験による成功例の紹介であり、効果効能を保証するものではありません。

桑原香織先生
- プロフィール:
- 東京医科大学 卒業
医院名 | 霞ヶ関診療所 |
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診療時間 | 平日9時〜17時半※詳細は直接お問合わせください。 |
電話番号 | 03-3501-7797 |