美しく健康な歯を保つ毎日の習慣とコツを歯科医がレクチャー

あくまで先生個人の感想であり効果効能を保証するものではありません。

歯は顔の印象を大きく左右する要素。歯並びや歯の色がコンプレックスだという人も少なくありません。大人の歯列矯正や、ホワイト … 続きを読む 美しく健康な歯を保つ毎日の習慣とコツを歯科医がレクチャー

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歯は顔の印象を大きく左右する要素。歯並びや歯の色がコンプレックスだという人も少なくありません。大人の歯列矯正や、ホワイトニングへの関心が高まっています。
今回お話を伺ったのは、大阪・京橋で女性がリラックスして治療を受けられるクリニックの副医院長を務める田ノ岡亜矢子先生。歯学博士であり、コーチングを取り入れたカウンセリングと治療を実践される田ノ岡先生に、審美歯科と一般歯科の違いや、美しい歯を保つコツをお聞きしました。

コーチングを取り入れた、患者さんに寄り添った歯科治療の実戦

−最初に先生のキャリアや専門などを教えていただけますか。

昭和大学歯学部を卒業後、大阪大学歯学部の大学病院で研修をおこないまして、大学院に進学し博士号を取得しました。

歯周病治療で著名な先生のもとで2年ほど働き、歯周病やインプラントを中心に学んでいたのですが、多くの患者さんを治療するなかで入れ歯のニーズを感じるようになりました。

そこで、自費専門の入れ歯治療をおこなっている歯科医院で6年間、院長を勤めました。現在は兄が医院長を務める当院で、副院長として働いています。

噛み合わせや被せもの、虫歯などの治療をメインとしながら、審美や機能性にこだわるクオリティの上がった治療にも取り組んでいます。

−先生は歯科医師として、どのように患者さんに向き合っていらっしゃいますか?治療するときに大切にしていることを教えてください。

私は歯科だけでなく心理学も勉強をしまして、更にカウンセリング技術を高める為に「コーチング」を習得しました。コーチング技術を使いながら、患者さんのニーズを聞き取り、目指す治療へのゴールにズレが生じないように配慮しながら、心情に寄り添った治療をおこなうことを大切にしています。

患者さんの要望すべてを叶えることは、難しい場合もあります。その際は気持ちをくみ取りながら、メリットデメリットを誠実に説明することが大切です。
安心して治療を受けていただけるようにカウンセリングをおこない、同意を得ながら治療を進めています。

−歯医者にかかることが怖い、嫌だという方も多いのではないでしょうか?

当院では、患者さんが出来るだけリラックスして治療を受けられるような工夫をしています。プライバシーに配慮した個室の治療室で、癒しの音楽やアロマを取り入れたりしています。

歯医者への心理的なハードルが下がることで、虫歯の予防にもなるのではと考えています。
歯医者は「痛い」「削られる」などネガティブなイメージがあるせいで、少々気になる事があっても我慢していた結果、治療が出来なくなる程に手遅れになってしまうこともあるんですね。
そこまでいかないように、歯医者に行ったら口の中が気持ち良くなる、歯がキレイなって自信が持てた、癒されたなど、楽しみに来てもらいたいというコンセプトにしています。

クリニックのある京橋は、活気のある下町なので、治療の前後に買い物も楽しめるんです。歯医者に通うことで憂鬱な気持ちになる方も少なくないと思いますが、前向きに治療してもらい、心地よく帰って頂けることを目指しています。

田ノ岡先生2

審美治療と一般歯科との違いとは?

−審美歯科への関心は高まっていると思いますが、どのようなきっかけで来院される方が多いのでしょうか?

他の医院で治療した被せものについて、色や形が気になるので改善したいという要望があります。
虫歯の相談にいらして、まとめて全体をキレイにしたいと審美治療をはじめる方も多いですね。

白い被せものをする際に、全体の雰囲気を変えたいのでホワイトニングをしたいケースもあります。ホワイトニングした天然の歯に合わせて、被せものを作る形です。

キレイにしたいという思いは皆さん心のなかにお持ちだけど、歯医者を訪ねるまではなかった。でも、虫歯がきっかけになって通いはじめて、口元の改善や美に「目覚める」方は少なくありません。

−歯のコンプレックスはさまざまだと思いますが、どのような相談が多いですか?

ここをこう治療したい、と具体的にいう人よりも「全体の見た目を良くしたい」というような、ざっくりした希望を出す方が多いです。

しかし、治療法を決めるには改善したいポイントを明確にする必要があります。
たとえば「この歯の色が気になる」と言われたらセラミックに変える、「歯並びが気になる」と言われたら矯正治療、のように回答が明確です。

治療のゴールによって期間も大きく変わりますし、歯を削る必要が出てくることもあります。もちろん自費診療は料金の差も大きいです。
患者さんの希望を一つひとつ吸い上げて、一緒に決めていくことになります。

−治療に関して、どんな質問を受けることが多いですか?

やはり多いのは値段ですね。

総額は治療内容や歯の状態でも変わります。クリニックによっても様々ですが。たとえば、セラミックの被せものだけなら10万円からだけど、根っこの治療も入ると15万ぐらいが最低ラインかと思います。

その金額が高いか安いか、妥当なのかの判断は、患者さんには難しいと思いますので、当院では、納得のいくところまでカウンセリングに時間をかけています。

保険治療は基本的に「保険制度の範囲内で行える必要最低限の治療」なんですね。歯が痛くない、噛めるようになるとか。自由診療は金額も高いですし、見た目や機能性、プラスαの満足する結果を出さなくてはいけません。

患者さんが想像されるより、保険治療と自由診療は内容や質も大きく異なります。
型取りや被せの材料、技工士さんも違いますし、技工士さんとの調整も密になります。
実際に治療に立ち会ってもらうこともあり、納得していただけるよう手間暇がかかるのです。

美しく健康な歯の維持は日頃のお手入れが重要

−審美治療はどのような順序で進めていくのでしょうか?

審美の治療に入る前に、虫歯や歯周病など、一般歯科の範囲の治療を完了する必要があります。

たとえば、前歯の歯並びを整えたい患者さんがいるとします。
でも、奥歯がなかったり、大きな虫歯や進行している歯周病があったとしたら、そこを治療しておかないと、腫れや痛みがでたり噛み合わせなどに大きな影響が出るんです。

そのため当院では、総合的な診察をおこなってから本治療をおこないます。
もちろん、3ヶ月後に結婚式だから急ぎたい、という要望があればできる限り対応します。

審美歯科を選ぶ際には、審美も一般治療もトータルで対応できる先生に任せるのがいいですね。
選択肢に幅広く対応できる先生だと、ニーズにあった質の高い治療を受けられるかと思います。

−美しい歯を保つために必要なこと、予防法を教えて下さい。

大前提としてセルフケアをしっかりおこなうことは必須です。
正しい歯磨きの仕方を身につける、歯ブラシ以外にも、歯間ブラシやフロスなどのアイテムを使う。こまめに歯ブラシなどを新しくする必要もありますし、かぶせものがあればそこは念入りにお手入れをしてほしいです。

自分の歯の特徴を知ることが大事です。
特徴とは、過去に虫歯や歯周病があったところ=再発しやすいところと考えてもいいですね。

虫歯は日々の習慣の結果なので、虫歯が同じあたりにできるということはそこの歯磨きが足りないと言えます。

そこをしっかりケアできるように歯科衛生士さんに正しく教えてもらう。定期的なクリニックでの点検と、ホームケアをおこなってほしいです。

−田ノ岡先生、ありがとうございました。


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