アトピー性皮膚炎…皮膚科医が知る!敏感肌メイクテク

あくまで先生個人の感想であり効果効能を保証するものではありません。

肌を見せることが怖くなり、暑い日でも長袖の服を着たりと……“アトピー性皮膚炎”に悩まされている方もいるでしょう。 従来、 … 続きを読む アトピー性皮膚炎…皮膚科医が知る!敏感肌メイクテク

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肌を見せることが怖くなり、暑い日でも長袖の服を着たりと……“アトピー性皮膚炎”に悩まされている方もいるでしょう。

従来、大人はあまりかからないとされてきた症状ですが、年々、大人の発症率が増えているのをご存知ですか?

今回は、皮膚科医である松浦佳奈先生に、アトピー性皮膚炎を患う患者様たちの悩みや、最新の治療方法を取材しました。また美女医であり皮膚科医だからこそ知る、敏感肌の方へオススメなメイク術なども注目です!

アトピー性皮膚炎の人生を変えてしまうほどの辛さ

「アトピー性皮膚炎で『人生を変えられた』と悲痛に感じている患者様も少なくありません。

見た目のコンプレックスでポジティブな恋愛をすることができなかったり、自分に自信が持てず、職種によっては面接で落とされてしまったことがある患者様もいました。

病院を訪れる患者様には、自身で調べ、遠方からいらっしゃる方もいます。それぐらい、アトピー性皮膚炎に対する悩みは深刻なんです」

――アトピー性皮膚炎が起こる原因とは一体?

「通常、アトピー性皮膚炎の原因は皮膚の乾燥とバリア機能の低下が原因とされています。皮膚のバリア機能が低下してしまうことで体の水分が外に出てしまい、乾燥しやすくなります。

そうすると外の刺激を受けやすくなったり、ホコリやダニ、カビなどの外部物質が侵入し皮膚に炎症を起こします」

――松浦先生によれば、乾燥したカサカサ肌がこすれることで起きる炎症にも要注意とのこと。皮膚は乾燥することでかゆみがでて、かいてしまうことでさらにその刺激によってかゆみを引き起こし、皮膚を傷つけ悪循環をおこす可能性があるそうです。

「幼い頃からアトピー性皮膚炎の症状が出る方の中には、遺伝子が関係しているとも言われていますが、ハッキリとした原因はまだ分かっていません。

今までは、大人で発症する人はいないとされてきたアトピー性皮膚炎ですが、最近では30〜40代の大人になってから発症する人が増えてきています。食生活や生活習慣といった環境因子も原因なのでは、とさらなる研究が進められているんですよ」

大人でも発症する恐れのあるアトピー性皮膚炎……皮膚科ではどのような治療ができるのでしょうか? 皮膚科医である松浦先生が解説してくれました。

一歩ずつ前進している治療薬

――皮膚科でできるアトピー性皮膚炎の治療について教えてください。

「患者様それぞれの重症度によって治療は変わってきますが、アトピー性皮膚炎の根本にある乾燥が大敵!

そこで、まず保湿することが大事なんです。乾燥で網目が広がった皮膚はいわば“ザル”のような状態でしょう。保湿ができるスキンケアで、潤いを与えていきます。

しかし、アトピー性皮膚炎の患者様が辛いと感じるのが、かゆみといった症状……。これには、ステロイドの塗り薬や飲み薬を処方し、かゆみを抑えていきます」

――十分な保湿ケアを続けることで、アトピー性皮膚炎を治すことはできるのでしょうか?

「残念ながらアトピー性皮膚炎を完全に治すことは、今の技術では難しいと言われています……。けれど、今年の4月頃に新しい注射の薬が出ました!

アトピー性皮膚炎を引き起こす免疫の経路にアプローチすることによって、炎症やかゆみを抑えることができる生物学的製剤が使えるようになりました」

――手応えはいかがでしたか?

「肌の見た目などは劇的に変わっているわけではないのですが、悩みであった“かゆみ”を抑えることができました。

肌をかいてしまうと、余計に症状がひどくなる傾向がありますので、そのかゆみを抑えることができたのは、皮膚が好転するきっかけに繋がると思います」

――松浦先生の話す通り、この薬を使ったからといって、決して肌がツルツルになるわけではありません。

しかし、アトピー性皮膚炎の患者様の辛さのひとつである“かゆみ”を抑えることができたのは、症状改善への一歩ですね。

皮膚科医の敏感肌用メイク術

――松浦先生がアトピー性皮膚炎の患者様へオススメするメイク術はあります
か?

「アトピー性皮膚炎の患者様には、敏感肌用のもの……『NOVの化粧品』をオススメしています。他にも、ノンケミカルの化粧品など、保存料があまり含まれていないものが良いですよ。

そもそも、リキッドファンデーションは毛穴を詰めてしまうことで、ニキビの原因にも繋がることがあるでしょう。

より敏感な肌の方は、パウダータイプのファンデーションでなるべく“こすらない”ことが重要です。ニキビや、アトピーもこすることで悪化しやすいので注意しましょうね」

――肌に余計な摩擦を与えないように気をつけるべきなんですね! 松浦先生曰く、ベースメイクを薄づきにした分、他のパーツでバランスを取ると良いそう。

「アトピー性皮膚炎で悩んでいる患者様にお伝えしているコツが、“ポイントメイク”をしっかりすることです!

例えば、口紅やアイメイクを濃くするとグッと華やかに仕上がりますよ。夕方頃の疲れている顔の時でも、同じように、メイク直しとして口紅を塗り直すだけで、顔をパッと明るくしてくれますよね。

これと一緒で、ベースメイクが薄づきなら、ポイントメイクを発色良くすれば良いんです」

――女性はメイクで印象も変わりますし、アトピーで悩んでいても、華やかなメイクが自信を与えてくれるでしょう。

松浦先生は実際にアトピー性皮膚炎で悩んでいる患者様にメイクのコツを解説して、とても喜ばれたそうです。どんなに辛い状況でも、自分なりの方法で励ましてくれる松浦先生の人柄に、たくさんの患者様が訪ねてくるのも頷けますね。

先生の体験による成功例の紹介であり、効果効能を保証するものではありません。

松浦佳奈先生

プロフィール:
聖マリアンナ医科大学 卒業
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